b型肝炎とお酒の関係性

b型肝炎の方にとって、肝臓の値を正常に保つことが治療の目的となります。お酒は、感染していない普通の方でも肝臓に大きな負担をかけてしまうもので、b型肝炎患者にとってデメリットが多く存在します。ここでは、b型肝炎とお酒の関係性、b型肝炎のスムーズな治療のためにお酒を止める方法や、飲みたくなってしまったときの対処法をご紹介します。

b型肝炎の方はお酒を控えるべきか

結論から述べますと、b型肝炎の方はお酒の摂取を控えるべきです。b型肝炎とは、b型肝炎ウイルスが肝臓に悪影響を及ぼす病気です。

b型肝炎ウイルスが体内に入ることで発症します。感染経路は、b型肝炎患者の体液や血液からで、これを取り込むことで感染します。過去、国内では注射器の使い回しが行われており、ここからb型肝炎が大きく広がってしまいました。

現在では国側がその責任を認め、b型肝炎患者の対象者に給付金を支払っています。対象者は必要な書類を用意し、裁判所に提出することで給付金が受け取れるようになります。一時は大きな社会問題になったb型肝炎ですが、これまでに様々な対策がとり行われており、国内では感染者はほぼ横ばいになっていると言われています。

b型肝炎には一時的な感染と慢性的な感染の2種類に分けられます。一時的な感染の場合、数か月後にはb型肝炎ウイルスが体内からほぼ排除されるので完治しますが、慢性的な感染の場合、ウイルスを体内から排除することはできません。

このため、治療は肝臓の様々な値を正常範囲内に維持する、臨床的治癒を行うことが目的となります。臨床的治癒の中には生活習慣の見直しや改善も含まれます。

特に、アルコール摂取はb型肝炎患者にとって重要です。お酒を飲むと、体内でアルコールが分解されます。この時、一番働くのが肝臓です。お酒の量によって肝臓の働きも大きくなり、比例して負担も大きくなります。このため、b型肝炎の方はお酒の摂取を控えるべきです。

b型肝炎の方がお酒を摂取し続けた場合

b型肝炎の方がお酒を摂取し続けた場合、臨床的治癒の継続が難しくなります。すると、肝臓にかかる負担が大きくなり、やがて様々な病気を引き起こす原因へと繋がります。b型肝炎が引き起こす病気として挙げられるのが、肝硬変や肝臓がんです。

この2つの病気は一度発症すると治癒が難しく、最悪の場合死に至ってしまいます。また、日常生活を送るのが困難になり、治療にかかる時間や費用も大きくなり、患者への負担も大きくなります。お酒の摂取は、普通の人でも肝臓に大きな負担をかけてしまいます。

b型肝炎に感染してしまうとその負担はさらに大きくなり、発症していない人と比べてその負担はかなりのものになります。また、b型肝炎を発症した場合、治療は症状を遅らせるものとなります。アルコールの摂取はこれを阻害してしまい、b型肝炎の症状を悪化させてしまいます。

b型肝炎の症状は人により大きく異なりますが、全身の倦怠感、食欲不振、嘔吐、黄疸、肝臓の肥大化が挙げられます。これらの症状は場合によって日常生活が送れないほど重篤なものとなる可能性もあり、お酒を飲むことでそのリスクは高まります。

b型肝炎は定期検査を行い、肝臓の値が正常値であるかどうかを確認します。数値を確認し、必要な場合はその人に合わせた適切な治療が行われます。お酒を飲むことでこの定期検査に引っ掛かってしまい、治療方針を変える必要が出てきます。

薬の変更は副作用のリスクを高めますし、かかる費用も症状の悪化に伴い大きくなります。このように、b型肝炎の方がお酒を飲むことは、症状を悪化もしくは進行させ、治療を受ける上で大きな弊害となってしまいます。

お酒を止める方法

上記のように、b型肝炎の方がお酒を飲むことはデメリットが大きいです。このため、アルコール摂取は止める必要があります。

日常的にアルコールを摂取している方がお酒を止めるのはなかなか難しいことです。飲まないという意思があってもついつい手が伸びてしまい、一度飲み始めるともう一杯、が止まりません。お酒が止められない病気の一つにアルコール依存症がありますが、日常生活に大きな支障をきたしていないのであれば、努力と方法次第では自分でお酒を止めることができます。

まず、自分の飲酒量をチェックしてみましょう。明確に数字化すると、自分がどれだけお酒を飲んでいるかを実感することができます。数字にしたとき、危機感を持ってお酒をセーブすることができる方は多くいます。まずは自分の飲酒量を調べてみましょう。

それでもまだお酒が止められない人は、休肝日を作りましょう。文字通り、肝臓を休ませてあげる日です。その日はお酒を飲まないようにするというもので、健康志向の方で実行している方は多く居ます。一週間のうち、休肝日を一日作りその日をカレンダーで印をつけましょう。

カレンダーは目につく場所に置いておくと、意識してお酒をセーブできます。慣れてきたら徐々に休肝日を増やしましょう。

専門機関に相談するのも効果的

それでもまだお酒を止められないという方は、専門機関に相談しましょう。かかりつけのお医者さんに相談すれば、近隣で対応してくれる病院を紹介してくれます。アルコールに悩む方は現代において珍しくなく、専門機関も多く存在します。

一番身近にあるのが、各都道府県にある精神保健福祉センターや保健所です。こちらで行っている相談は無料なので、誰でも気軽に利用できます。お酒を止めるための入り口として公的な方法なので、どうしても止められないという方はこれらの専門機関にまずは相談してみましょう。

お酒が飲みたくなったときの対処法

お酒が飲みたくなったときは、意識をお酒から逸らせることが効果的です。手軽にできる方法が体を動かすことです。もしお酒が飲みたくなったときは、外に目を向けてみましょう。天気が良い日の散歩は気分転換にうってつけです。

自宅でも、軽いストレッチで気分転換ができます。体を動かすことは健康に対して幅広い効果が期待できるので、おすすめの対処法です。趣味に没頭するのも一つの手段です。人間は、一気に2つ以上のことは考えられないと言われています。

何か熱中できる趣味を持っている方は、お酒が飲みたくなったときは趣味の時間に切り替えてみましょう。そうすることで、無理せず楽しい気分でお酒を控えることができます。

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